三つの立ち位置を観測する【27】
世の中の事象は全て三種類に大別できる。
「人気なもの(以下A)」と「Aに対抗して人気なもの(以下B)」、そして「我が道をゆくもの(以下C)」だ。
競馬に例えると分かりやすいだろうか。Aは本命、Bは対抗、そしてCが大穴だ。
Aは普遍的だが欠点の無い万能な魅力、BはAとは正反対で味のある魅力、Cはどちらにもない斬新な魅力があるように思える。
それゆえ、Aは大衆が好み、Bは大衆の流れが嫌いな人が好み、Cは玄人や上級者が好む傾向があると言えるのではないか。
〈主な事例〉
・人気スポーツ→A:野球やサッカー、B:テニスやバスケット、C:相撲や柔道
・武器→A:剣や銃、B:槍や弓矢、C:ヌンチャクやブーメラン
・ゲーム会社→A:任天堂やソニー、B:マイクロソフトやセガ、C:バンダイやSNK
・ロボットアニメ→A:ガンダムやマジンガー、B:エヴァやナデシコ、C:ボトムズやパトレイバー
このように、この法則は本当によくできている。三すくみとまではいかないが、どんな事象でも必ずこのグループ分けの法則が生じるのだ。
そして、奇しくもこれがわたしの「三人の友人」にもぴったり当てはまったりする。
・圭一氏(A)→リア充気質の人気者
・八幡(B)→非リア・オタクの人気者
・関くん(C)→人気とか関係なし
なんということだ。わたしはこの法則を知らずして本能的に彼らを選んでいたのだ。実はわたしは「三者三様」という言葉ほどワクワクする言葉はなかったりする。
少し話に収拾がつかなくなったが、とにかくこの法則がすごいということだけ分かってほしい。
そして、みなさんもこの中のどれかに位置づけられると思う。それぞれでベストな生き方があると考えると実に面白い。ちなみにわたしは、断然Cでありたい。なんか天才肌っぽいし(動機が不純)